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 近年、緑茶に含まれているカテキンという成分が注目されています。カテキンの効能を広く紹介した研究者が「勝て菌に」という語呂合わせをしたため、それが語源だという伝説が広まっていますが、南アジアに自生するカチューという植物に由来した名称です。カテキンには語呂合わせどおりに殺菌作用や、抗酸化作用、高血圧低下作用、血糖値上昇抑制作用などの生理作用があり、さらに緑茶にはビタミン類やミネラル類も含まれており、健康飲料としても注目されていることでこのような伝説が広まったのでしょう。
 緑茶のほかに、お茶には紅茶やウーロン茶など、いろいろな種類があります。その違いは加工法によるもので、基本的には同じツバキ科の常緑樹である茶の木の葉から作られます。
 お茶の風習は中国に始まりました。お茶の葉は摘むと自然に発酵します。その発酵を加熱して止めるのですが、どのタイミングで止めるか、また止めた後の加工法によって、中国ではお茶を、緑茶、紅茶、黒茶、青茶、白茶、黄茶と大きく6種類に分けています。青茶というのはウーロン茶で、中国のお茶として知られていますが、中国で最も生産量が多く、よく飲まれているのは緑茶です。
 日本では鎌倉時代から、お茶が飲まれるようになり緑茶が定着しました。
 ヨーロッパ各国にお茶が伝えられたのは16〜17世紀で、イギリスに紅茶文化が定着しました。
 必ずしもお茶を飲まなくても、休憩したり歓談したりすることを「お茶にする」といいますが、そうやってリラックスすることが「お茶」の最大の効能かもしれません。


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